緋色の盆一 - 無銘文庫

《MUMEI》

緋色の盆一

『緋色の盆』著・柊兆次郎
一九九一年七月、夏休みに入ってからの僕は、宿題に終われるような、情けない大学生活を送っていた。

暑い夏を、迎え、辺りは、夏色の木々が、強い日差しに映え、緑、生い茂る、爽やかさを提供していた。

夏に本格的に入ると、僕は、遠巻きの空に、明るい光を見付け、目を凝らし、それが、ユーフォーであることを確かめていた。一度、消えた、明るい光は、夜、僕の眼前に、橙色の光になって、遠巻きに、僕を呼んでいるかのようであった。

ー続くー

強い？等、目が、弾け飛ぶような、錯覚をして、追い掛けていきましたね。忘れずに、消えた？等、いや、星かと、思ったのですが、呼ぶような声が、聞こえるんですよ。ちかちか、と、明滅するので、追っ掛けていって、いなくて、帰り道、(笑)。事項()

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