《MUMEI》
終わらない街角で
夏のカゲロウが、今、飛び出して、とおく、切ない、響き、歌うよ。襟もなおさず、吹き荒れるよな、未来、掠めて、今、未来の波濤へ。

時どき、その瞬きが、
ひび割れる、心せつなくて、
君をみている、大切な人が、あの交差路で、旋毛まいて。

立ち上る煙を、見上げ、今は、なき、時を歌えど、震災の傷は、深くて、今、始まる、勇気さえ、でなくて。

ただの檻なら、壊してるけど、自分の檻は、何故か、堅くて、傍に、いけば、カナリヤ恥じる、温もりあふれる。

変わらない街角とともに、ボクタチは、今、とおく、静かに、今を求め、未来を見つめ、此処に刻み、夕日を、よそに。


天は、今、高く、高く、とおく、切なく、開き始めて、希望の光と、恵みの風を、遠い波間から、暖かい風を、春は、過ぎ去り、夏をこえて、秋に埋もれて、冬を走り回る、遠く切ない、蜃気楼の壁を、今、全力で、駆け上がるように!!


柊兆次郎(ザ・サポーターズ)、(笑)。

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