《MUMEI》

水瀬と合流したところで、よりにもよって七生と出くわした。つか、なんだよその引き連れてるグループは!水瀬と同じ部活の奴らやクラスの友人達を集めたようだ。

二人でゆっくり出来るはずの時間が、仲良しグループで写真を撮り始め、お祭り騒ぎに……。
七生も輪の中へ参加してるしね!むしろ中心人物?

「じろーも来いよ」
手招きなんかして……どこまで俺の邪魔をするんだ。せめて、水瀬との間に割って入るのはやめてほしい。

二人だけで撮った写真が一枚くらいあってもいいのにな……。

七生との写真なんて燃やす程あるのに。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫