《MUMEI》

「ン、ハッ…、…」

「!!!ッ!、ぅ……、…」


フリースを突き破り聖ちゃんの牙が鋭く俺の肩にめり込んだ。

「くっ…ッ!」


「ンンンッ!ンンンッ!」



必死に俺に掴まりながら鋭くかじりつく聖ちゃんは、口を塞げて安心したのか、こんなイケナイとこでセックスしているシチュエーションに萌えを感じてるのか、さっきまで俺に突かれるがままだったのにいきなり腰を自ら上下に動かしだした。



グチュッ!グチュッ!グチュッ!…



「ンン、ンッ!ンッ!」

「〜!〜!〜!」


更に噛み付きながら頭を左右に振りだした。


−−−痛いです。
痛いですってば〜ッ!


「ッ、ちゃぅ〜ッ…」

「ィって…、ィってっ…」

マジで早くっ!痛いッ!痛いッ!


「ふぅ〜ぅ〜ンッ…」




ハグハグガヂガチ…



あ″グッッ!!!


「ヒィッッッッ!!!」












「貢まだイってないけどいいの?」

「うん、聖ちゃんがイけたからいいんだ」

「……、…、うん、…、ありがと…」


ちょっと照れ臭そうに俺の手元を見ている聖ちゃん。

俺は聖ちゃんの中心からゴムを引き抜きクルッと縛った。
そして満足気に萎えた、精液で濡れているそこをおしぼりで丁寧に拭いてやる。


処理しやすいようにお互いの中心にゴム付けてみたんだけど、俺のサイズに合わせて買ったやつだったから聖ちゃんにはぶかぶかだった。

でもぶかぶかだね?なんて間違っても言っちゃいけない。

−−ああ、今のは俺の心の独り言…。




「ゴム使うと汚れなくていーね?」


「…そうだね…」


デニムを履き終えた聖ちゃんは目を輝かせながら自分についていたゴムを摘んで見ている。



俺は肩の痛みで中折れした中心からずるりとゴムを外し、湿ったため息を一回、でっかくでっかくついた。

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