《MUMEI》 笑顔の伝言もう、 あの人は居ない。 写真の笑顔が、 生き生きしてて、 本当に楽しそうで。 眩しくて、 きらきらしてて。 だから余計に、 悲しかった。 あの頃の貴方は、 とっても元気で。 体を動かすことが、 大好きで、 青空が似合っていた。 運命が、 残酷な事くらい。 ルールに、 反則がある事くらい。 言われなくても、 分かっている。 つもり、だったのに。 つもりだけでは、 何にもならない。 もうすぐ私は、 貴方の歳になる。 絶対に、 追い付けない筈だった、 貴方の歳に、 追い付いてしまう。 時間を止めた貴方は。 永遠にそのまま。 笑顔だけが眩しくて。 私は少し泣きました。 こんな笑顔を、 残していたなんて。 全然、 知らなかったから。 私は今日。 哀しすぎて、 泣きました。 前へ |次へ |
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