《MUMEI》
地下4階にて
幽鬼は歩いていた
突き当たりに差し掛かったら右に行った
そして人を見つけた
「死、死んでる・・・」
幽鬼が驚くと死体の周りにいた犬が振り向いた
『死体というものだ、少年・・・』
犬がしゃべった
「死体・・・犬がしゃべる・・・」
『連れて行くか・・・』
「屋上に行けば生き返れると言うが・・・」
『担いでいくのか』
「担いでいこう・・・」
幽鬼は死体を担ぎ、歩き始めた
犬は後についていった・・・
「名前は?」
『ダンだ・・・。あんたは・・・』
「しゃべり方が変わってる気が・・・」
『気のせいじゃ』
「そ、そうだな・・・僕は幽鬼」
犬はそうかと言うと黙った
幽鬼はまた歩いていった
2時間後・・・
「階段があった」
『死体のおかげじゃな〜』

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