《MUMEI》 「意義ありッ!!」 「却下だ却下ッ!! ですよねクロさんッ!?」 「うん却下。」 「ちょっと待ってくださいよクロさんッ!!」 「椎名お前そんな俺が入んの嫌なわけッ!?」 「違いますよッ!! 別に俺は沖さんが入んのに反対はしないす。」 「んじゃ何ッ!?」 興奮状態の沖はクロそっちのけである。 「沖さんはここまで出てないわけだし、 キーパーに与えてる情報が少ないシューターが入るって意味では賛成です。 賛成ですけど…ただ…」 言葉に詰まる椎名。 「ただ…何?」 「それも数プレーしか通用しないんじゃないかと… その…言い方悪いすけど沖さんのシュートはスピードもコントロールも並ですし…」 (そ…そんな風に思われてたの…?) 黙る沖。 「まぁそうなんだけどね。」 「な…何もとどめささなくても…」 「お…沖さん泣かないでくださいッ!!」 「じゃあ何で…? 何でキーパー攻略法が沖さんなんすか?」 「それは…」 ごくっ… 「まぁやればわかるよ。」 「何だそりゃッ!!!!!」 「フォローしてくださいよクロさんッ!!」 「口で説明してもどうせ納得しないっしょ。 論より証拠。 大丈夫沖。 いつも通りやらかしてくれればいいから。」 「やらかしてって…」 「ただ1つ言えるのは…」 「?」 「上手くいけば前半より点取れるだろ〜ね。」 「は…?」 (マジで言ってんのかよ…) 前へ |次へ |
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