《MUMEI》

 

「うわ-いよいよ離陸-っ」


「うぁあぁぁ……」
怖い…俺は高所恐怖症だし
しかも離陸とか着陸って
苦手だ…!



「どしたの先輩?‥あ、
…怖いの??」

「ちちち違っ…//」

「あっ離陸する」

「うぁぁぁあァあぁぁ」

「わっ先輩」

あぁ…嫌だこの感覚…!
俺は必死で鈴音にしがみついていた。


「あははっ…可愛いなぁ先輩」

「…っ」
今は反論してる場合じゃない…!


「…ほら、もう離陸終わったよ?
わぁ-景色綺麗-☆」

「俺は高所恐怖症なの…!」

「あっそうなんだ?
こんなに綺麗なのに見れないなんて残念ですね-」

「く-…」


あぁ…でも何とか慣れてきた‥

「あ…ごめん俺ずっと抱き着いてて…//」

「全然いーよそんなの
むしろ嬉しい♪」

「はぁ……」


早く着かねぇかな…。


 

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