《MUMEI》 私は学校帰りに駅前のマックに寄った。 「彼氏欲しいよね〜。」 そうはしゃぐのは親友の未知流。 『そうだね〜。』 私はいつものように受け流す。 「愛理夢は彼氏作らないの?」 『私が?ムリムリ〜。』 そう言いながらポテトを口にした。 その後も他愛ない会話をしていると2人組の男が近寄ってきた。 「今ヒマ〜?俺らも混ぜてよ〜。」 そう言ったのはボンタンのズボンで、上は普通のTシャツ…。 金髪で幾つものピアス。 もう1人の男も似たような感じで、2人ともイケメンだがかなりチャラそう。 絶対に関わりたくない。 「いいですよ〜。」 ハア!?何言ってんの!? 私は驚きの視線を未知流に向けた。 前へ |次へ |
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