《MUMEI》

「マジで!?超嬉しんすけど。つ〜事で俺こっちの席ゲット〜。」


最初からテンションの高い金髪の男は私の隣に座った。

そしてもう1人の男は未知流の隣に座る。


私は心の中で絶叫…。


私の隣に座った男が最初に自己紹介を始める。

「じゃあとりま自己紹介!!俺は18で鳶やってるナオッス。趣味は女遊び…なんつって。ヨロシク!!」

「弘夜ッス…ヨロシク。」

「未知流で〜す。ヨロシクね。」

『愛理夢です。』

私はうつむきながら言った。


「愛理夢とかめっちゃ可愛い〜。」

そう言ってナオは私の頭を撫でた。

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