《MUMEI》

私はお風呂に入りながら、いつも笑わせてくれるナオとの会話を思い出し1人ニヤけてしまう。


お風呂から上がりとりあえずナオにメール。


♪♪♪…。

数分としないうちに着信音が鳴り響く。


『はい?』

「俺イヌみたいにずっと待ってた〜。」

『アハハッ。携帯代大丈夫なんですか?』

「全然ヨユー。気にすんな!!」


私だけこの意味を後々身を持って知る事になる。


ナオにとってお金なんていつでもどこでも、簡単に手に入るものだったんだ。

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