《MUMEI》

訳が分からん。

「ていうことで、お前が図書委員やれよ」




……は?


「なんで俺なんだよ!?」

「だって、俺は評議委員だし。お前が図書委員になれば、俺も西原詩音と接点持てるし。―っていうことで。はーい!!こいつやります!!図書委員!!」


そう言って飛鳥は俺の手を上に引っ張った。下ろそうと思ったけど、俺より小さいくせに腕力が強い飛鳥は、なかなか手を離してくれない。


西原詩音がびっくりした顔で俺を見てる。


「ほんと……?ほんとにやってくれる?」

懇願した顔で、西原は俺を見てる。



そんな顔で見られたら、俺は断れない。


「………おぅ」


そう答えたら、西原は満面の笑みを浮かべて言った。


「ありがとう」


「名前は……?」

ホームルーム委員が名前を聞いてきた。


「原田燈路」



こうして俺は、西原詩音と図書委員をやることになった。

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