《MUMEI》
世界に新たな異常が増えるようです
 
 
 
 
 
 皆さんは【めだかボックス】という漫画をご存知だろうか?
 週刊少年ジャンプで絶賛連載中の人気漫画である。

『原作:西尾維新』

『漫画:暁月あきら』

 暁月あきら先生は前作もジャンプで連載をしていた漫画家であり、西尾維新先生は【化物語】や【刀語】など沢山の人気小説を世に生み出している。
 ファンの方々も注目しているのではないだろうか。

 あらすじは……まあ良いだろう。厨2らしさ前回だがスピーディで力強く、読めば読むほど引き込まれる作品である。

 とうの《私》も、その【めだかボックス】のファンなのだが……。


「じゃあ、早く行こうか?」


 そんな世界に連れて行かれそうになっているトコロなのである。


「……なんで『普通』の《私》がまたそんな世界に行く必要があるんですか?」


「君はこの世界に要るべき人間では無いからだよ? 早く君はこっちの世界に来るべきだ、君もこちらの世界が好きなんだろう?」


「……嫌です、そもそも私はこの世界で15年間生きてきたんですよ?! 私がそちらの世界に要ると言う意味がっ……?!」


「まあまあ、とりあえず話は行ってから聞くからさ」





 そして、突然《私》の目の前に現れた【ナニカ】に《私》は意識を刈り取られた。
 話しはできるが声しか聞こえないその【ナニカ】は突然現れ、突然《私》にナニカをして、突然《私》をこの世界ではなく、【めだかボックス】の世界に連れて行ったのである。








 薄れゆく意識の中、「あちらの世界は楽しめると思うよ?」と言う声と共に《私》はある種の興奮を覚えていた。














 何て言ったってこちらの世界では、15年間何一つ【上手く行かない人生】だったのだから。
 
 
 
 

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