《MUMEI》

私達はナオの部屋でテレビを見たりお菓子を食べたり、ナオはいつも私を笑わせてくれた。

そして時間が経つにつれ私は自分の気持ちに嘘がつけなくなった。


もし自分の想いに気づかないフリをしていれば、日の光を浴びて生きていけたのだと思う。


『ね〜ナオ?』

「ん〜?どうした?」

『私ね…ナオの事が好き…。』


一瞬の沈黙が流れた。

「ヨッシャ!!」

ナオはガッツポーズをして私に抱きついた。


そして私の唇にそっとキスをした。

ナオはそのままベッドに私を押し倒す。


ナオの整った顔、吸い込まれそうな強い瞳に私は目を背けた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫