《MUMEI》 私達はナオの部屋でテレビを見たりお菓子を食べたり、ナオはいつも私を笑わせてくれた。 そして時間が経つにつれ私は自分の気持ちに嘘がつけなくなった。 もし自分の想いに気づかないフリをしていれば、日の光を浴びて生きていけたのだと思う。 『ね〜ナオ?』 「ん〜?どうした?」 『私ね…ナオの事が好き…。』 一瞬の沈黙が流れた。 「ヨッシャ!!」 ナオはガッツポーズをして私に抱きついた。 そして私の唇にそっとキスをした。 ナオはそのままベッドに私を押し倒す。 ナオの整った顔、吸い込まれそうな強い瞳に私は目を背けた。 前へ |次へ |
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