《MUMEI》 ……………………………… 赤高ベンチ。 ……………………………… 「お疲れさん。」 「うっす。」 後半のワンプレーを終えた千秋がベンチに戻る。 「全く…お前はどこまでも頼りになる奴だな。」 クロは笑顔で千秋に言った。 「あ…あざっす!!」 元々、 千秋投入のタイミングはまさに秀皇のセットに対しての攻略を試みる時となるはずだった。 それよりも先に秀皇が榊を投入したことにより予定は狂い、 結果として後半、 しかもワンプレーのみではあったが、 このタイミングでようやく秀皇セットを防ぐことに成功していた。 このまま千秋をコートに残しセットで守るという選択肢も考えられたが、 やはり沖投入なくして上野攻略はあり得ず、 最後に相手の攻撃を防ぐという仕事を達成し、 千秋は出番を終えた。 ……………………………… 前へ |次へ |
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