《MUMEI》
あれ?俺の人生終わり?
毎年ある入学式シーズンという若干厄介な行事なのだが、満開になった桜が憂鬱の塊であった心を和ましてくれる。………にしても。
「………あちぃ……。」
カンカン照りの太陽さんを見てつい、心の声が出てしまった。朝の天気予報では『今日は今年二番の暑さになるでしょう』なんて言っていた。二番てことはこの上の一番があるんだろうな。
「なに半分溶けかけてんのよ。」
言われたように溶けかけた顔を振り向くとポニーテールの女子がいた。
「なんだ、カナか。」
滝鳴歌奈(たきなるかな)は俺の幼なじみで同じ魔錬(まれん)高校の新一年生だ。魔錬高校は魔力磁場という場所に建っており、そこで使う能力(スキル)は通常より強力になるのだ。



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