《MUMEI》
間章(もしくは忘れられた経緯)
姉が殺された
それは直ぐに確信に変わった
姉の死体を引き摺りながらアヤが入って来たからだ

「久しぶり、凪ちゃん
元気だった?」

当たり前のようにアヤが話かけてくる

「私を追い出した後、新しい娘を入れたんだって?
本当、都合いいよね」

アヤのセリフに、私は違和感を感じた
何故それを知っているの…?
もう、縁は無いはずなのに…

「お姉ちゃんを殺したのは別にいいけど、
私まで大人しく殺されないわよ」

距離を取りつつポケットからナイフを取り出す

「そんなもの出さないでよ〜
あぁ、そうか
浪ちゃんのこと殺したいって何時も言ってたもんね
チャンスを待ってたんだぁ…
ま、永遠に来ないけどっ!」

突然、姉の死体を投げられ受け止められず倒れてしまう

「アハハ
これでおしまい♪」

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