《MUMEI》
今井亜沙美という人間について
今彼女は何をしているのだろう。

あれ以来、会うことはなかった。

彼女はいつも彼女らしい香りがして、会うたびそれは俺のなかに染みついていた。

だから彼女と同じ香りがすると、つい見てしまう。

まず、彼女に謝りたい。

この場を借りて。


俺は幼稚で、君の心を受け入れることができなかったこと。

ただのプライドにすぎない。

傷つけてしまったこと。

あの日泣き崩れる君を抱きしめてあげられなかったこと。



今も君を愛おしくおもうこと。


どうか許して欲しい。


君という人間は
眩しくて、強くて、脆くて、優しさで溢れていて、悲しみに押しつぶされそうで。

きちんと俺が受け入れてあげられたら、今も二人で居られただろうか。

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