《MUMEI》

「…たくっ。ごめんな、こんな奴らで。―俺は隼斗。20歳で大学2年。まぁ、ここにいる連中全員タメだ。」

他のメンバーに呆れつつ隼斗が自己紹介をした。

「オレ猛。タケちゃんでいーよ♪」
「オレは純。一応まだ10代。まぁ、来月20歳になっけど。」
「美紗子です。みさでもみーちゃんでも好きに呼んで?(笑)」
「愛です☆ヨロシクね♪」
「和馬。よろしく。」

隼斗に続いて他の5人もそれぞれ自己紹介をした。

「で?―キミの名前は?」

今度は隼斗が少女に名を訊ねる。

すると、少女は一度小さく息を吐くと―



「…海月(ミヅキ)…。海の月って書くの…」

遠くを見つめながら静かに答えた。

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