《MUMEI》
新月
7人でたわいのない話をしているうちに辺りはすっかり暗くなり空にゎ星がでてきた。


しかし、月は出ない。

―そう、今夜は新月なのだ。


「蒼い月はいつ出てくるんだろうね。」

暗くなった海を見つめながら愛が呟く。

「そうだな。まだ映ってこないみたいだけど…。」

「蒼い月は―――夜中の12時にならないと出てこないわ―」


そうポツリと言ったのは――――



海月だった――。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫