《MUMEI》
蒼い月
それからまた7人でいろんな話をした―。

だが、海月は6人の話(主に大学生活やバイト等)を聞くばかりで自分の話はあまりしなかった―。したとしても昔の話で最近の話は話したがらなかった――。


「―そろそろ時間よ。」

会話も途切れ途切れになってきたその時、そう静かに言ったのは――海月だった――。

「え!?もう、そんな時間!?…ホントだ。もう後3分だわ。」
「本当だ―。」
「海月ちゃん、よく分かったねぇ。」

愛がそう感嘆の声をあげると

「何となく、よ。…あ、ほら見えてきたわ…。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫