《MUMEI》 博麗神社と巫女 2「此処は幻想郷よ」 「………え?」 なんだ幻想郷って?これは夢か? 「夢じゃないわよ」 霊夢は俺の心を読んできた。続けて、 「丹輝君は鳥居をくぐったら此処に来たのよね?」 「はい。そうです」 「なら、一から詳しく説明した方がよさそうね。ちょっとついてきて」 言われるがままに俺は霊夢に連れて行かれ、神社の縁に並んで座った。 その後、霊夢は幻想郷について、俺が此処に来てしまったのはいわゆる幻想入りなる物らしいこと、そして今居るところが博麗神社ということ等を教えてくれた。 「えっと丹輝だっけ。此処に住んでみない?神社なら部屋貸してあげるわよ」 突然な質問だ。しかし、断る理由がない。 「そっちがいいならOKだ」 あっさりOKした。 「じゃあ、よろしくね」 「よろしくお願いします」 「じゃ、とりあえず掃除たのむわー」 ……え?俺が返答に困っていると、 「やるわよね」 殺気をものすごく感じる。 「やらせていただきます!」 「よろしい」 霊夢はさっきの笑顔に戻った。 こうして俺の幻想郷ライフが始まったのであった…… 前へ |次へ |
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