《MUMEI》
巫女と魔法使いと俺? 7
「丹輝。あなたは幻想郷に来るべき人だったのよ!」
「どこの刑事モノだよ…」
「普通な人は普通、幻想郷にはこれない。」
スルーされたっ!?
「でも丹輝。あなたは普通ではない。」
「そうらしいな」
「これは動体視力じゃない。能力よ」

実は自分でも分かっていた。
これが動体視力で済まないこと…。
だから最初、霊夢たちにも嘘を付いた。避けられたくないから……。
「すまん、霊夢、魔理沙。実は……」
嘘を付いていたことを話し、本当のことを教えた。

「わかってたんなら、早く言いなさいよ」
「そうだぜ」
魔理沙が復活している。
「幻想郷の人は能力を持っている人がいっぱいいる。
 だけどそれで人を避けたりしないわ」

丹輝はますます幻想郷が気に入り、自分の居場所を見つけた気がした。

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