《MUMEI》 香林堂でお買い物 2「うぅ…」 此処は何処だ…。 俺は神社で寝てるはずじゃ…。 丹輝はなぜか、もう帰らないはずの自宅の自室で横になっていた。 「助けて…」 今、何か聞こえたような気が……… 「起きろー、朝だよー」 「ふにゃ、霊夢おはよー」 「ったく自分で起きて来なさいよ」 何か寝起きが悪い。 何か…思い出せない。 丹輝は夢の事を忘れていた。 朝食を食べているときも必死に思いだそうとしたが、 無理だったのでそれ以上考えないことにした。 「てか魔理沙って毎日いるのか?」 「いや、今日は丹輝を香林堂へ連れてけって霊夢に言われたんだ」 「香林堂?」 「幻想郷で唯一、向こうの物を売ってる所よ。 丹輝の生活に必要な物はたぶん揃ってるわ」 前へ |次へ |
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