《MUMEI》
香林堂でお買い物 4
「ちょっ、ちょっと待って下さぁ〜い」
魔理沙と俺は後ろを振り返る。
そこに居たのは……

「なんだ、文か…」
「どうも。毎度お馴染み射命丸 文です。以後お見知りおきをっ」
「俺は桜 丹輝だ。よろしく」
「丹輝さんですね。いきなりですが取材させてもらいます!」
ほんとにいきなりだ。
彼女は手にペンと手帳を持ち早速準備をしている。
魔理沙に聞くと、とっとと済ますのがいいらしいので取材を受けた。
この取材は"文文。新聞"とやらに載るらしい。
たしか神社にもあったな…

「取材ありがとうございました。ではっ」
文は取材し終わるといきなりすごい速度で空を飛び帰っていった。
「すまない、待たせたな」
「いいさ。私はどうせ暇だしな」
「じゃあ行こうか」
俺と魔理沙は箒にまたがる。
そして今度こそ出発する。

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