《MUMEI》 香林堂でお買い物 7「丹輝?」 「な、なんだ?」 「いや、さっきから喋ってなかったなーと思ってな」 「悪いな、実は高所恐怖症で…」 とっさの嘘だった。 まさか本当の事は言えないだろう。 「まぁ、いいか。それより……」 「着いたぞ!」 「…え!?」 なんと言うか普通な家な気が…。 「個人店だからな」 魔理沙に心を読まれた。 「やあ、魔理沙か」 店主は言う。 「おう、香林」 「初めまして桜 丹輝です」 「おやおや、外来人かい? 僕は森近 林之助。この店の店主をしてる」 此処に来て初めて男の人にあった…。 丹輝は安心した。 (幻想郷にも男の人がいるんだ…) 「人里に行けばいっぱいいますよ、丹輝さん」 なんだ、ここの人はみんな心を読むのか? 「そんなことより今日の用件はなんでしょう?」 前へ |次へ |
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