《MUMEI》
香林堂でお買い物 9
「丹輝。ここはな…」
「…君の世界の物を扱う唯一の店なんだ」
「どうやって手に入れてるのですか?」
一番気になっていたことだ。
真っ先に質問する。

僅かに考え、林之助が答える。
「まず、間違ってはいけないのは人だけでは無く、物も幻想入りする。
 僕はそれを単に拾ったり魔理沙がたまに持ってきたりしたものを売ってます。
 でも、ここに買いにくるのはあなた見たいに幻想入りしてしまった人、
 あとは霊夢やにとりがたまにくるだけなんですよ」
「魔理沙とはどういった関係で?」
そういえば魔理沙は林之助と仲が良さそうだ。
ついでに聞いておく。

さっきより長い沈黙の後、林之助の口が開いた。
「えっとですね…」
「いや、私から話すぜ」
魔理沙はいつになく真剣な表情で言った。

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