《MUMEI》
開幕
「うっす、スタメン捕手。」
朝食中の秀に、皮肉混じりに悠は声をかけた。
「うるせぇーな。ったく、練習で怪我してオープン戦、一試合も登板出来ないってどーいうことだよ。」
「もともと肩のスタミナはある方じゃ無いんでね。」
「それが高校時代、肩を打撲しても投げた奴のセリフかよ。」
「ははっ。」
「まあ、いいか。今年のうちに一軍に来いよ。」
「おう。お前も二軍に落ちてくんなよ。」
「それは勘弁っと。」
「さてと、それじゃ。」
「ああ。」
・・・
そして、試合が始まった。

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