《MUMEI》 そのころ巫女は… 2霊夢は結構、紅魔館には来ているのでだいたいの間取りがわかる。 しかし、たまに咲夜が空間いじるので正確には分かっていなかった。 メイド妖精たちに何度か道を尋ねながら霊夢は進んで行った。 「遅かったわね」 メイド長は言う。 「十六夜 咲夜〜。あんたね〜。何であたしが来なくちゃならないのよっ」 「それなんだが悪いが今からパチュリー様の所へ行ってくれない?」 「なんで? そしてそれなら、なぜ図書館に最初からいないのよ!」 「…そっちの方が楽だな。理由は歩きながら話すわ。ついてきて」 咲夜と霊夢は図書館へ歩き出す。 「実は文から聞いたんだけど、そっちに外来人が居るそうじゃない」 「まぁ、いるけど、まさかアイツのことで?」 「そうよ。パチュリー様が言うにはその外来人は……」 前へ |次へ |
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