《MUMEI》 クローザーの不在7月7日 『さあ、ライトニングス対ロッテの試合。九回裏、ライトニングス1点リード。マウンドにはクローザーの椿。昨日はまさかの2点リードを守り切れませんでした。ランナーは二死二塁。椿、投げた。』 カァァァン ボールはグングン伸びていき。観客席に飛び込んだ。 『は、入ったーーーーー!!ぎゃ、逆転ツーランホームラン。椿、また打たれて六連敗です。』 ー監督室ー 「この不調はなんなんだ?椿。」 「すみません・・・。」 「ふう、まあいい。明日、二軍に合流して調整してくれ。」 「・・・。分かりました。」 椿は部屋を出た。 「どうする?明日の抑えは・・・。」 星出監督は投手コーチの羽田に尋ねた。 「どうしましょうか。セットアップの菊池を使いますか?」 「それしかないな。」 次の日 菊池はクローザーとして投げたが、1点のリードを守れずチームは七連敗を喫した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |