《MUMEI》
6
夜月が悪魔の言葉責めで栞里を揺さぶる。
「栞里。無抵抗なのにそんな生意気な態度を取るということは、いじめて欲しいのか?」
「黙れ!」
「おまえはMか?」
「黙れというのが聞こえないのか…あん!」
いちばん大切なところに垂らされてしまった。焦る栞里に容赦ない。女の子のいちばん敏感な箇所に媚薬ローションを塗りまくる。
「ちょっと!」
意地を張りたい栞里。しかし経験したことがない快感が下半身を直撃したので、彼女は腰を浮かした。
「あ、待って、待って」
「待つわけないだろ」
「嘘…」
信じられない気持ち良さが下半身を急襲する。栞里は仰け反った。
「あああ、やめて、やめて!」
夜月はやめない。とことん責める。胸にキスしながら手指で栞里の弱点を的確に押さえる。
「あああ! あああ!」
耐えられない。このままでは落とされてしまう。耐えられないときはお願いするしかない。
「夜月さんやめて、ギブアップだから」
しかし夜月はやめてくれない。栞里は慌てた。
「ちょっと、やめて、夜月さん、お願いだから一旦待って」
真っ赤な顔で哀願する栞里。女の子が慌てているのだから、男なら耐えられない状態だとわかるはず。それなのに責めまくるということは、まさか意地悪する気か?
「夜月さん待って、お願いですから!」
「かわいい!」
夜月は面白がって容赦なく責める。手加減はしない。栞里が耐えられないのをわかっているのに急所をとことん責める。
「待って、待って、無理だから」
「栞里。虜にしてあげる」
「やめて!」
「メロメロにしてあげる」
「許して、許してください!」
「かわいい!」
このままでは屈服してしまう。栞里は作戦を変えた。
「やめろこのケダモノ!」
「何?」
「悪魔!」
かわいい声で罵倒する栞里。夜月は禁断のGスポットを責めた。
「え? あああん!」
栞里は泣き顔になると弱々しく顔を左右に振る。
「そこはやめて、そこは許して」
「観念しな、栞里。嫌いな男に屈服するわけじゃないからいいだろ?」
「自惚れるな!」
「そういう生意気なこと言うならこういうところ責めちゃうよ」
「あああん! あああん!」
無抵抗なのをいいことにやりたい放題。これは恋人でも悔しい。
「あああん! はう、やめて! やめて!」
仰け反って哀願しているのに全く容赦ない責め。哀願したら待ってくれるなんて、自分の甘さに気づいたときはときすでに遅しだ。
栞里は悶えまくり、乱れてしまった。
「あああん嘘…気持ちいい、気持ちいい!」
耐えられない。栞里は諦めずに懇願した。
「夜月さんやめて、一旦待って、一旦待って…あああん! 無理無理無理、許して…あああん! あああん! あああ……あっ……」
落とされた。
「嘘…嘘…」

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