《MUMEI》
そのころ巫女は… 8
霊夢は一応、いままでの丹輝の行動を思い返す。
「これといって普通じゃない行動は取ってな…あっ!」

一つだけあった。
普通の人間にはないある能力が…。
"自信の時間感覚を遅らせる"能力が。
時間を操る系統の能力自体は他に持っている人もいるが、
それを幻想入りしたばかりの人が持っていることが異常なのだ。
しかも、その能力自体には丹輝自身も気づいて使いこなせていた。

しかし、年齢の点ではおかしい。
純粋な人間が100年以上、老化しないで生きれるはずがない。
その点では矛盾する。
でも、もし100年前にその手の薬を永琳に貰っていたら?
可能性は無くはない。

「まっ、直接聞けば分かるはず」
霊夢は考えるのを止め、丹輝に直接聞くことにした。

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