《MUMEI》
丹輝の正体 3
「ないよ」
丹輝は真面目に自分の記憶に嘘偽りなく答えた。
「そう。変なこと聞いたわね」
霊夢は確信した。
丹輝は別人だと…
でも、もう一つ聞いておかなくてはならない。
「そういえば、丹輝って何歳?」
「14だが?」
「別にこれもそんな気にしなくていいわよ」
「そうか?霊夢、変だぞ?」
「そう?まぁ、なんでもいいじゃない」
「そうだな。…飯は?」
「あっ!今作るから待ってて」
霊夢は台所へ行く。
彼女は思った。
丹輝を信じよう。
そしてあの話には関係ないと……

あの妖怪がやってきたのは深夜の事だった……

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