《MUMEI》 丹輝の正体 4「……俺のハーレry……」 丹輝は寝言を言っている。 真夜中の部屋の静寂。 彼女は何もない所から現れた。 「ふぅん。性懲りもなくまた来たのね。丹輝。 でも記憶がないらしいのよね。困ったわ」 そう言いながら寝ている丹輝に手をかけたとき…。 「ちょっと待ちなさい」 霊夢が部屋に入ってくる。 「何よ、霊夢」 「なにしてんのよ、紫こそ」 「私は旧友に会いに来ただけよ。あと殺しに」 丹輝は起きてはいたが、 話には参加できそうな空気で無いので狸寝入りをする。 「後者は阻止するわ」 霊夢が言う。 「そう?じゃあ挨拶だけにしとくわ」 八雲 紫はそう言うといきなり丹輝を無理矢理起こした。 前へ |次へ |
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