《MUMEI》
丹輝の正体 9
丹輝と彼女の存在は幻想郷の人は紫以外、誰も知らなかった。
なぜなら彼女の能力が幻想郷に害をもたらすものだったから。
彼女の能力は"人の殺人衝動を駆り立てる程度の能力"。
ゆえに紫は彼女を消そうとしていた。
しかし、そこに丹輝が現れた。
紫はしょうがないので丹輝と彼女が二人きりで隔離されるなら幻想郷にいることを許した。
二人はそれを承諾し、生活していた。

しかし、その生活も長くは続かなかった。
彼女が我を忘れ人里へ行ってしまったのだ。
丹輝は何とか止めようとしたが間に合わなかった。
人里は荒れ、人殺しが一斉に起きカオスな状態になった。

紫は異変に気づき、人里へ行き、二人がいるのを発見した。
紫は彼女を殺そうとした。
しかし、丹輝が100年前にも同じ能力を持っていたので時を遅らせ、
彼女をかばおうとした。
だが間に合わなかった。
紫のスキマに首を切られ、彼女は死んだ。

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