《MUMEI》 丹輝の正体 11「そうだろう、ゆかりん」 「えぇ、そうよ。夜中の夢は知らなかったけど」 丹輝はすべて思い出した。 「あの時は殺しちゃて、ごめんなさいね」 「いや、いいんだ。止めてくれて」 「まだ怒ってる?」 「いや、もう大丈夫だ」 「そう。これからどうするの?」 少し間を置き、 「そうだな、此処で生きるとするか…」 「そう。あなたがいいなら、そうすればいいわ」 「言われなくともそうするさ」 「じゃ、戻るわよ」 「あぁ」 紫はスキマを使い、元の場所へ移動した。 「たっだいま〜」 紫は言う。 「たっだいま〜じゃないわよ。丹輝は無事よね!?」 霊夢は真面目に心配している。 「俺は無事だぞ」 「ふぅ…。生きてた…」 「それじゃ、霊夢にも説明しときましょうか」 「そうだな」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |