《MUMEI》

そして―――少しずつ海月の姿が消えていく――。

その消えいく海月の後ろ姿を隼斗はいつまでも見つめていた―。


それから暫くして海月の姿が消えると同時に朝陽が昇ってきた。


「…!?」
「…う〜ん…」
「…あれ、いつの間に寝たんだろ?」

5人が次々と目を覚ました。

「あれっ!?海月ちゃんは!?」

愛が海月の姿がないことに気づき訊ねる。

「帰ったよ。」

隼斗が愛の質問に答える。

「突然現れて、いつの間にかいなくなる…何だか不思議な子だったな。」
「でも、楽しかったよね。」
「そうだね。」




「さて、そろA俺達も帰るか。」



隼斗がそう言うと皆頷き、海を後にした――。




<完>

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