《MUMEI》
過去の記憶
日本の古から伝わる、神に仕える一族があった。

その名も”神田家”。

そして、この一族を守るの一族は、
”鳥族”、”獣族”、”魚族”そして”魔族”があった。
でも、それは昔の話。

今はほとんど、滅びてしまった。



私は、5歳の時にすべてを失った。
これから私はどうやって生きてゆけばいいの・・・。

「お母様、お父様何処なの!! 兄様! 姉様!」
私は泣きながら、
家の中を走り回った。


・・・そして、ひとつの部屋を見つけた。
「この部屋って確か・・・。」

〈2歳の時〉
「ねぇねぇ、お母様!この鍵がかかっている部屋ってなぁに?」
「ありす、その部屋はね・・・、御先祖様から代々伝わる”葬式”を執り行う禁断の部屋なのよ」
「・・・どうして禁断のお部屋なの?」
「それはね、この部屋の中に封印されている神背一族の呪いの水晶玉が有るからなのよ。」

「それに触れたらどうなるの?」
「・・・良くない事が起きるの。だから、約束してこの部屋だけは近寄らないでね?」
「でも、・・・」
「もう少し大きくなったら教えてあげるね!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫