《MUMEI》 しかし魔里子は、そんな友美を姉御肌で見下ろしながらも、一応のフォローを入れることも忘れてはいない。 「まぁ自分のスタイルを貫くのもいいんだけどねー…。 “アタシが周りに合わせてやってんだ”くらいの余裕でさ――… もちっと要領よく立ち回ってもいいんじゃね?」 そこまで伝えると、魔里子はテキーラのショットグラスを一口に煽る。 そして苛立つ友美をたしなめるように、こう告げ足した――… 「たとえばぁ……… 前へ |次へ |
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