《MUMEI》
宴会in白玉楼 13
「あら、避けられちゃった」
幽々子は別に悔しくもなんともなさそうな感じで言った。

しかし、丹輝にはそんなことを観察している暇は無かった。
スペルを攻略したとほぼ同時に通常弾が開始されたのだ。
しかも、パターンナイフと自機狙いの大弾の混合だ。
さすがに丹輝の能力も発動し何とか避ける。

「すごいわね、新しい庭師にしようかしら」
「幽々子様ー。見捨てないでくださいー」
妖夢が真剣に泣き目だ。

「冗談は置いといていくわよ"完全なる墨染の桜−開花−"」
俺はよく心を読まれるなとつくづく思う。
完全な気合い避けスペルじゃねーか!!
丹輝は限界まで集中し弾幕を切り抜けていく……。

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