《MUMEI》 「今日のポージング最高だったよぉ〜(笑) もうボク夢中でシャッター切り続けちゃったもん(笑)」 : (中略) : 「どう?もし良かったら今度バリ島のコテージをバックにグラビア撮影してみない? ボク、マユちゃんの一番キレイな水着姿を引き出す自信あるからさぁ〜(笑)」 「ええー!?本当ですか〜?どうしよっかな〜?」 下心が見え隠れするカメラマンの口説き文句にも、麻友は顔色ひとつ変えることなく照れ笑っている。 だが――… 「でも、そーゆーお話は、一応事務所を通してくださいねぇ」 麻友は、のらりくらりと助兵衛な誘いをかわすと――… 「いっけなぁーい!もうこんな時間〜! 私もう行かなきゃ〜」 自慢のロングヘアをたなびかせ、愛くるしいペンギン歩きでスタジオを後にするのだった――…。 : : 前へ |次へ |
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