《MUMEI》

「…」



(………何だ?)



今を起こった出来事の正体に気付くまでは至らぬとも、


確実に何かしらの違和感を覚えた上野。



(何だ…今のは…?)



「……の。」



(何かがおかしい…)



「…えの。」



(この気持ち悪さは…)



「上野ッ!!」



「えっ…」



「何してんだッ!!ボールッ!!」



「あっ…」



ヒュッ…



ゴール内にあるボールを拾い、


コートへと投げる上野。


秀皇のセットプレー。















………………………………



………………………………



    赤高ベンチ



「ここ守りましょ〜ッ!!!」



(…向こうはまだ気付いてないみたいだね。)



ベンチを含めた相手の様子を見たクロは、


そう確信する。



(ラッキーシュートだとでも思ってんのかな…?


まぁ…


あながち間違っちゃ〜いないんだけど。


この段階じゃあまだ真相には辿りつけないわな。)



「沖ぃ〜。」



ベンチから沖を呼ぶクロ。



「さっき外した分取り返しただけだかんな。」



「えぇッ!?
それわざわざ言うこと!?」



(あたりめ〜だ。


下手に褒めてお前のシュート狙ってんのバレたら警戒されんだろ。


前半出てない分スタミナ有り余ってんだ。


もっと稼いでもらうぞ。)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫