《MUMEI》

佐「あきもっさん、またノミ手っすか?…ほんとセコいっすね〜(笑)」


才「バカ。堅実と言えョな。」


さっきから安い手でアガり捲る才加に、佐餌も呆れぎみだった。


才「この打ち方、アタシの生き様を象徴してんだろ?

…勝つためなら何だってやってやるョ…。」


ニヤリと笑う才加――…


麻雀だけに限った台詞でないことは、その場にいた他の3人も察することができた。


アイドルとは言え、才加にはA?Bでヒト桁の順位に食い込むほどのルックスは無い。


才加は、生き馬の目を抜くような芸能界で生き残るために、ヨゴレ仕事でも堅実に拾う覚悟を決めていたのだった――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫