《MUMEI》 えーりん!えーりん! 2「でも、どうやって連れていこうかしら?」 ウドンゲが呟く。 ウドンゲとてゐは丹輝を連れてくるよう永琳、輝夜に言われたのだった。 しかし、良い案が思いつかない。 「無理矢理連れて来ちゃえば?」 幸せ兎に似合わぬ事をてゐは言う。 「宴会で見た通り、厄介な能力持ってるから無理ね」 「じゃあ、どうするの?」 ……少々沈黙の後、 「そうだ。こうしようよ」 てゐが切り出す。 そしてウドンゲの耳に小さな声で話す。 周りに人はいないが。 「それは良いわね」 ウドンゲも納得する。 二人(二匹?)は竹林を進んでいく…。 前へ |次へ |
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