《MUMEI》 えーりん!えーりん! 6「……ここは?」 丹輝は見知らぬ所に居た。 和風な家の中にいるらしい。 外には竹林が見える。 どうやら連れてこられたらしい。 おそらくあの二人に…。 「気がつきましたか?」 突然後ろから話しかけられ丹輝は驚く。 しかし、その声を聞いたことがある。 確か宴会にいた医者…だったっけ? 「えっと永琳さんでしたっけ?」 「そうよ、此処、永遠亭に住んでるわ」 此処は永遠亭と呼ばれる場所らしい。 「何で俺は襲われたんだ?」 「えっ?誰に襲われたんですか?」 永琳は驚く。 丹輝は彼女がやったものだと思っていたが、 どうやら違うらしい。 「鈴仙さんとてゐさんです」 丹輝がそう言った瞬間、 永琳から殺気が放たれた気がする…。 前へ |次へ |
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