《MUMEI》
えーりん!えーりん! 7
「へぇ…。アイツラ ガ ソンナコト ヲ シタノネ」
明らかに永琳は切れている。
「ちょっと待っててくださいね」
そう言って永琳は丹輝の居る部屋を去る。

丹輝が待っている間いろんな音が聞こえた。
永琳の怒鳴り声。
鈴仙、てゐの必死の言い訳。
何か弓が放たれる音。
スペルを詠唱する声。
それらが何かに当たる音。
二人の悲鳴 etc...
丹輝は今すぐ逃げ出したい衝動に駆られた。

「待たせたわね」
永琳が二つの物体を抱えて戻ってきた。
二つの物体は鈴仙とてゐだった。

そして三人は、
『すみませんでした』
土下座をした。

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