《MUMEI》

そして陽菜は、レンジでチンした蒸しタオルで、一気にジェルを拭き取ってゆくと――…



「ああ〜ん、もうこんなになってるゥ〜…(嘆)」


陽菜は下顎を人差し指で撫でながら嘆いた。


鏡の中の陽菜は、顔の下半分のメイクをを落としている。


そしてファンデーションの下から現れた、陽菜の下顎や鼻の下――…


そこには青々とした肌が露になっていた!



「やだー、もぉ〜…(嘆)

…早く永久脱毛しなきゃ…。」


陽菜は、化粧ポーチからT字カミソリとシェービングクリームを取り出すと――…



――…ゾリッ!…ゾリゾリッ!


陽菜の肌を青々と染めていた原因物質を剃り落としていった!

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