《MUMEI》 えーりん!えーりん! 10「この方はあのかぐや姫よ」 永琳が言う。 「私たちは月の民だったの。 あなたたちが思っている竹取物語より実はもっと深いのよ」 話を要約するとこうだ。 永琳が輝夜の能力を使い蓬莱の薬なる不老不死の薬を作る。 輝夜はそれを飲み、月の法を破り罪人になる。 地上に落とされる。 ー竹取物語ー 輝夜は建前上許され月に帰還する。 その時の使者を罪悪感があった永琳は、 自らも薬を飲み、使者を皆殺しにして幻想郷に逃げ込む。 そして今に至る。 しかし、最近、月から幻想郷に行く方法が見つかったらしい。 このままではまた逃げなくてはならない。 なので丹輝に協力してほしい。 内容は読めた。 「しかし、何故俺なんだ?」 「外来人ならアレが作れるだろうからよ」 永琳が不適な笑みを浮かべる。 さっきの話が終わった時、輝夜は退室している。 前へ |次へ |
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