《MUMEI》 八雲 紫と桜 丹輝 ー100年前ー 2彼女はその類希なる能力を使い、人里を壊滅に追いやった。 すぐさま紫が処理しに彼女の元へ行くが、 彼女を捕縛し、誰とも会わせない所に幽閉するのが精一杯だった。 それから度々、紫は彼女と会い、仲良くなってしまった。 丹輝を見つけたのはそれから数カ月後だった。 彼はすごく落ち込み、誰からも忘れかけられていた。 紫は思った。 ーあの人を助けたいと…ー しばらくは様子を見ていた紫だったが、 ある日、丹輝が能力を持っているのを知り、 紫の能力、"境界を操る程度の能力"を使い、 彼を幻想入りさせることを決意した。 前へ |次へ |
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