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《MUMEI》 放課後の出会い夏のある日、僕はいつも通りに放課後の教室で本を読んでいた。 ふと後ろを振り向くと、そこには 僕と同じように、椅子に座り、本を読んでる人が。 僕は本を読んでいる時、周りが見えなくなる。 それは僕の長所でもあり、短所でもある。 「この子、いつから居たのだろう?」 ふと疑問に思った。 毎日座っていた子は、女の子でどこにでも居てそうな子だった。 ハッキリ言って、僕のタイプではない。 だが、どこか気がそちらに向きそうなオーラを醸し出していた。 僕はまた椅子に座り、本を読もうと思ったが、その子が気になったので、話掛ける事にした。 「あのー…。すみませーん。」 (あれ?気付いてないのかな?) 「すみませーん。」 「ぅわっ!びっくりした…。貴方いつからそこに居たんですか…?」 どうやら僕の事を気付いてなかったらしい。 (でも、不思議だ。僕の方が早く来ていた筈なのに…。) そんな事を考えながら、僕は名前を聞いてみた。 「君、名前何て言うの?」 (ちょっと単刀直入過ぎたかな) 「わ、私ですか?」 彼女はおろおろしながら聞いてきた。 「うん。君に言ってる」 「私の名前は、山北 美生(ヤマキタ ミオ)って言います」 「僕の名前は、橋本 圭市(ハシモト ケイイチ)。よろしくね。」 |
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